二人の国
皆さま、こんにちは。
さらなる幸せのはじまりをナビゲートするAyusaraです。
「二人」の「国」と書いて「天国」と読むということを知りました。
大切な人が天国に旅立ったあと、その人に思いを馳せるとき。
二人だけの魂の語らう静謐な時間を天国というのかもしれない・・・
そんなふうに思える出来事がありました。
会えば必ず幸せになれる、そんな仲間が私にはいます。
その名は「パり会」、以前このブログにも紹介した仲間です。
遠足前夜の子供のように、会う前からワクワクする。
まちがいなく毎回泣く程笑い、気がつくと
会う前まで抱えていた悩みやストレスも消えている。
悲しみを砕き、喜びを分かち合って
安心して素直になって、魂さえ解放される。すると
宇宙がいつでも私たちに贈り物をしてくれていることに自然と気づいてしまう。
今ここにいる瞬間にすべてがあり無限の可能性があることも
世界は奇跡に満ちていることも、無邪気に信じていられる。
みんなはひとりのために、ひとりはみんなのために。
お互いをありのままに受け入れ思いやる心がヴォルテックスになって
すべてを笑いに変えて乗り越えてゆくエナジーが自然と生まれてしまう。
まさに、仲間が集えばそこが「天国」になる・・・
そんな素晴らしい仲間のひとりのKさんが先週急逝しました。
あまりにも突然でまだ信じられません。
通夜・告別式に参列し、骨を拾っても
いつものように私の名前を呼び
エレガントに微笑みながらひょっこり現れそうな氣がします。
体調を崩して病院で検査を受けたときにはすでに余命1ヶ月とのことでした。
残酷すぎる医師の診断を聞いたとき、Kさんはこう言ったそうです。
「それが今の私なら、受け入れます」
藤原新也は著書「メメント・モリ」(死を想え)の中でこう言っています。
「死というものは、なしくずしにヒトに訪れるものではなく
死が訪れたその最期のときの何時かの瞬間を、ヒトは決断し、選びとるのです。
だから、生きているあいだに
あなたが死ぬときのための決断力を養っておきなさい」
「それが今の私なら、受け入れます」
そう毅然と言い放ったKさん。
最期の瞬間まで、人生のエレガントなマエストロでした。
「私たちの生き方には二通りしかない。
奇跡など全く起こらないかのように生きるか、
すべてが奇跡であるかのように生きるかである。」
Kさんと仲間が集う時にはいつも
幸せな引き寄せが働いてミラクルが起きていました。だから
このアインシュタインの言葉を見つけたとき嬉しくなってみんなにメールしました。
そして、Kさんはこんな返信をくれました。
「この時代に生まれて、皆さんに出会えて。
奇跡を知っています、私」
Kさんがいなくなった今も、ずっとそのミラクルは続いています。
私とKさんの「二人の国」がこの胸にあるから。
Kさん、ありがとう。
愛しています💗
Kさん、そして巴里会に捧ぐ・・・