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2016-11-25

アリババと15人の盗賊

こんにちは。
皆さまのさらなる幸せのはじまりを応援するセラピスト、Ayusaraです。

昨日の雪の寒さって何だったの?というくらい
今日は穏やかでいいお天氣ですね〜♪

昨夜はアカペラ・コーラスグループ「アリババと15人の盗賊」
のリサイタルに行ってきました。冬に向かううすら寂しくなる季節。
ああ、また年末の忙しさがやってくるなあ・・・なんてプチブルーになる私に
毎年届く嬉しいお知らせがこのアリババのリサイタルなのです❤

どんなグループかというと・・・
1987年に元テレビ局のプロデューサーの宮島さんが日本のポピュラーソングを
アカペラで歌おう!と思い立ち仲間を集ったのが事のはじまり。面白いことに
宮島さんを「隊長」と呼び、メンバーは「隊員」と位置づけされています(笑)。

アリババのHPには、こんなふうに紹介されています:

「ほとんどの編曲と作詞作曲は座付き編曲者の隊長、宮島が担当。
巧い下手に関係なく全員がソロをし、全員がバックコーラスで支える
<みんなは一人の為に、一人はみんなの為に>システムです。」

なんか、いいでしょう?

第1回のリサイタルは1988年。今年は第28回目となります。
しかも、毎年サントリーホールで開催されています。
ここ数年では京都公演もされていてその活躍の場を拡げていらっしゃいます。
すごいですよね!

メンバーの皆さま、いえ、隊員の皆さまのほとんどが現役のビジネスマンでしたが
リタイアされた隊員さんも増えてきて、現在のアリババのキャッチコピーが
「年寄りの逆襲」となっています。最近のリサイタル冒頭の隊長のご挨拶は
「今年も生存確認の季節がやってまいりました」です(笑)

ソロの隊員さんのどなたからも、歌を愛する真摯な氣持ちが伝わってきます。
言葉のひとつひとつに込められた思いが「見えるように」伝わってきます。
それは「熱唱」ではなくて、ほんわかとした温もりに包まれるような
そうそう・・・キャンドルのともしびのように
柔らかな希望を灯してくれる、そんな歌声なのです☆

そのソロ隊員さんの歌をバックコーラスの隊員さん全員で支えている様子が
またたまらないのです。
「支えている」というよりは「寄り添っている」「見守っている」に近いかしら。
穏やかな温もりを感じる絶妙なハーモニー。それでいて
ところどころ爆笑の渦に巻き込まれる演出もあり楽しみ満載なのです。

支えているのは隊員さんばかりではありませんよ。
隊員さんの奥様をはじめご家族の方々がそっと支えていらっしゃるのです。
そんなアットホームで和やかなエネルギーで会場が包まれているのです❤

聴きたくなってきた人、明日のサントリーホールへGo!

昭和のポピュラーソングって素敵な歌がたくさんあったなって改めて感じます。
言葉そのものの響きと抑揚を壊さずにメロディーがつけられているからでしょうね。
近頃は歌詞を読まなければ何を歌っているのかわかない歌が多いけれど
昭和のポピュラーソングにはそれがありません。
「ゆとり」とか「間」があるんですよね。
いつからだろう、日本語を英語のように歌うようになったのは・・・
歌の中にたくさんの言葉、たくさんの音を詰め込みすぎて
歌の中にゆとりもゆらぎもなくなってしまったと感じているのは私だけかしら?

歌を聴く側の私たちのイマジネーションを緩やかにかき立てながら
別の世界に連れて行ってくれたり、忘れていた思い出を蘇らせてくれたり
悲しみやせつなさに寄り添ってくれる歌。
ゆっくりと呼吸しながら楽しめる歌が少なくなってきているように思います。

私はアリババのリサイタルを観る度に思います。
私たちが失いかけてしまっている本来歌が持つ力や息吹。
今では死語になりつつある「人情」を静かに呼び起こしてくれる存在。
それが「アリババと15人の盗賊」だなあって☆

昨日は雪も吹雪いてとても寒かったけれど
アリババの隊員さんたちの素晴らしい歌声に包まれ、爆笑して腹筋も使ったので
帰りは心も身体もポカポカと暖かったです♪
氣づくと鼻歌でちゃってました(*^^*)

アリババの皆さま、ありがとうございました❤
ゼッタイに長生きしてくださいね〜!!(笑)

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